【危険】マンションでフロアタイルを使う場合は防音性能は皆無です

こんにちは、学長です。

先日、このような質問を頂きました。

 

『学長質問です。マンションリフォームを検討していてフロアタイルの上貼りを検討しています。ただ、防音性能が十分に確保できるのか不安になっています。学長さんは既存のフローリングにフロアタイルを貼る施工はしますか?』

結論・・・やります。

ですが、フロアタイルには防音性能は皆無です。つまり、既存フローリングの防音性能が大切になりますが、どの程度遮音性能がとれているかは判断できません。

防音・遮音性能が必要と考えるのであれば、フロアタイルではなく、フローリングに変えることが必要です。

本日は、そんなマンションにフロアタイルを貼る場合の注意点について解説していきます。

合わせて読みたい記事
リフォーム・リノベーション完全成功MAP
※必要な知識を全てまとめています

私の解説
●関西でリフォーム営業(現:管理職)をしています。
●大手メーカーキッチンの施工数で表彰していただいています。
●施工事例が雑誌・TVで取り上げられました。
●関東で有料セミナー講師をしています。

それでは、解説致します。

マンションでフロアタイルを使う場合は防音性能は皆無です

そもそも、フロアタイルは防音性能を全く考えていない素材にも関わらず、遮音等級の必要なマンションにも頻繁に採用されます。

理由はただ1つです。『価格が下がるから』です。

価格が下がる?

フローリングとフロアタイルを比べると圧倒的にフロアタイルの方が安く仕上がります。

安くなる理由
理由①:そもそも商品代が安い
理由②:フローリングをめくる費用が発生しない
理由③:ゴミがあまりでない

上記3点がかからないので、費用がかなり安くなるといえます。

フロアタイルの施工方法を知りましょう

マンションリフォームでフロアタイルを採用する場合、既存フローリングの上からフロアタイルを貼ります。

※フロアタイル=厚み2.5mmのシート

この既存フローリングの上から貼るというのがポイントです

つまり・・・既存のフローリングに遮音性能・防音性能があったら大丈夫という理屈です。

既存フローリングは遮音性能が取れている?

これがポイントです。正直分かりません。調べる方法もないのです・・・

ですが、多くの人がこのように思います。

『今のフローリングの上にシートを貼るのだから、少しは防音性能が上がる。だから・・・大丈夫』

理屈は分かります。ですが、良し悪しを決めるのは【マンション理事会+管理規約】です。

マンションでフロアタイルを使う場合の注意点

マンションリフォームの場合は必ず管理規約通りに工事をする必要があります。

管理規約には以下のように書いてあります。

『フローリング貼り換えの場合はL45以上の遮音等級が必要です』

フロアタイルはフローリングではないので大丈夫と考えるリフォーム会社があります。

その考えは甘いです。屁理屈だと言われる場合があります。

申請の際に下記のように伝えましょう

『フローリングではなく、フロアタイルを採用します。既存のフローリングの上から貼る素材なので、今の遮音等級より落ちるということは考えにくいので採用してもよいですか?フローリングではないと駄目です。という場合は教えてください。』

これを伝えないリフォーム会社が多すぎます。しれっと・・・申請を出してます。

万が一騒音問題になった場合に上記を伝えてるか否かで、対応が大きく変わります。

上記のことをしっかりと説明してくれる。リフォーム担当を探しましょう。

探し方は下記を参考にしてくださいね!

実際あったマンション・フロアタイルの防音・騒音問題

フロアタイルの騒音問題は頻繁に発生する事象です。

特に、古いマンションの場合防音性能・遮音性能が取れていないので問題が発生することが多いです。

問題が起こるパターンは1つです。

【下階の方が昔から騒音で悩んでいた方】場合です。

『リフォームで遮音等級のある床に変わると思っていたのに全然騒音が変わらない。遮音等級の取れている床を使っているのですか!』

まあ・・・当たり前ですよね!既存のフローリングに遮音等級が無かったということです。

この問題が発生した場合に、申請時にフロアタイルの説明をしてなければ、マンションの定める等級への交換を求められます。

これは、最悪です。リフォーム会社は契約書を盾にできるので、貴方が自腹で交換する必要があります。

大切なのでもう一度

マンション・フロアタイル防音は数多く問題になっています。

安くなるので、フロアタイルを使うのは賛成です。カラーバリエーションも豊富なのでおしゃれな家に出来る可能性も高いです。

ですが、必ずマンションの遮音・防音ルールを守りましょう。

万が一問題が発生した場合・お金・労力・時間がかなり発生してしまいます。

適当なリフォーム担当が申請を出したら上記の問題になることは頻繁にあります。

リフォーム成功の8割は担当者できまりますよ!!

本日は、ここまで・・・ではまた

人気記事

え!10万円以上値引きできるのに・・・しないんだ!
【学長直伝】リフォーム値引き・相見積もり完全MAP

リノベーションに悩む全ての人へ・・・
家を作るんじゃない。家族の未来を作るのだ!!』学長からたった一つのアドバイス

言いたくはない・・・でも優秀な会社はいるんです
【学長のライバル達!】人気リフォーム会社を徹底分析

内装材・完全講義

学長の知るクロス・クッションフロア・フロアタイルの知識を全て詰め込んだ完全講義です。

内装材(クロス・クッションフロア・フロアタイル)MAP

【メーカー特徴】【おすすめ】【値引き方法】【注意点】
内装材で気になる疑問を全て解決できます