こんにちは、学長です。
このブログも書き始めて5年が経ちました。
昔と違って更新頻度は気まぐれですが、こうして見に来てくれる方がいるのは本当にありがたいです。
ありがとうございます。
さて、年月が経つとともに、過去に書いた記事も情報が古くなってしまいました。
そこで今回は、TOTOの低級グレードキッチン「ミッテ」について、あらためて現時点での評価をまとめておこうと思います。
結論から言うと、「TOTOの名前に安心して選ぶと、少し後悔するかも」というのが正直な感想です。
高級グレードのクラッソは非常に優秀だと思います。ただ、ミッテとなると、少しいまいち。という印象があります。
そして、残念ながらTOTOの担当者も言ってます。いまいち・・・だと。
さて、本日はそんな【ミッテ】に関して解説していきます。
TOTOミッテは後悔する?評価と注意点
出典:ミッテ | キッチン (台所・システムキッチン・収納)
ミッテは、TOTOが展開するシステムキッチンの中でも「下級グレード」に位置付けられる製品です。
少し最初に酷評してしまいましたが、見た目の印象や基本性能は整っており、
「必要最低限はしっかり備えている」キッチンではあります。
ですが、正直なところを言うと、これといった決め手に欠ける。というのが率直な感想です。
TOTOといえば、トイレのイメージが強いメーカーです。
「水まわりに強い」「清掃性が高い」というブランドイメージから、安心感でTOTOを選ばれる方も少なくありません。
実際、TOTO製品は作りが丁寧で、ミッテも例外ではなく、品質面において致命的な欠点はありません。
ただ、他社の中級グレードと並べた際に「ミッテいいね」と言える特徴が少ないです。いや、ないです。
そうです。残念ながらないんです。
・・・それでは、あまり書くこともないので、点数評価に行きます。
TOTO・ミッテで後悔する前に知っておくべき評判

先ほどもお伝えしましたが、ミッテは【下級グレード】に位置します。
今回は、同じ下級グレード内での比較を前提に考えていきますね。
なお、各項目は【5点満点(最低1点)】で評価していきます。
■清掃性:★★☆☆☆(2点)
TOTOといえば“清掃性”が強みと言われますが、ミッテに関しては正直ないです。
人工大理石シンクや排水口の工夫はあるものの、
除菌水などTOTOの本領が発揮されるのは上位モデル「ザ・クラッソ」だけです。
■使い勝手:★★☆☆☆(2点)
スライドレールなども採用されていますが、
「これ便利!」と思うような明確な武器はありません。
PanasonicならIHや食洗機に家電力があるし、タカラなら素材の強さがあります。
ミッテはそのどちらにも及ばない“平均点狙い”のような立ち位置です。
■収納力:★★★☆☆(3点)
センターライン収納などの工夫もあるにはありますが、ライバルであるLIXILやクリナップと比べてあと一歩足りない”印象。
コンロの下にフライパンをしまう専用の引き出しができたはず・・・でも、そんなイメージ
■デザイン性:★★★☆☆(3点)
悪くはないけど、良くもない。
カラーバリエーションも無難で、選択肢はそれなりにありますが印象に残る個性がない。
高級グレードのクラッソが良い分、残念な気持ちになる。
■コストパフォーマンス:★★☆☆☆(2点)
TOTOのブランド力があるためか、同等グレードの中では“やや高め”に感じることが多いです。
ただ、こちらは、会社によって大きくことなります。
ミッテを積極的に入れている業者であれば恐らく安いですが、あまり聞いたことはありません。
■総合評価:★★☆☆☆(2点)
かなり厳しい評価ではありますが、
恐らく、メーカー側も「クラッソ」を売りたいのだと思います。
ミッテを売って欲しい。という依頼もないので、たぶんそういうことだと思っています。
TOTOミッテは、
「とりあえず失敗したくない」「安心感のあるメーカーを選びたい」と考えている方にとっては、
一定の満足感を得られるキッチンだと思います。
TOTOブランドの信頼性や、バランスの取れた作りは確かに魅力です。
しかしその一方で、「自分はどんなキッチンにしたいのか?」という明確なこだわりや理想像を持っている方にとっては、
物足りなさを感じる可能性が非常に高いです。
ミッテは良く言えば“クセがない”、悪く言えば“個性がない”キッチン。
特別に優れた点や「これが欲しかった!」という尖った機能があるわけではありません。
私であれば、同じ価格帯であれば
Panasonc・Sクラス、LIXIL・シエラ等を採用すると思います。
参考記事:評価★5パナソニックキッチン・Sクラスの魅力と選ぶ際のポイント
参考記事:評価★4リクシル・ シエラ、後悔する前に!実際数多く採用しているプロの評価
せっかく数十万円〜100万円を超えるようなキッチンを導入するのであれば、
「今の家で、どんな風にキッチンを使いたいか」「10年後も後悔しないキッチンとは何か」
という生活スタイルや優先順位を整理し上で選ぶことが何よりも大切です。
そして、TOTOミッテは「どの項目も平均点は取っているが、突出した項目はない」キッチンです。
それを“ちょうど良い”と感じるか、“何かが足りない”と感じるかは、価値観次第ですね。
■最後に・・・
リフォームを検討されている方へ、私自身が改めてお伝えしたいことがあります。
リフォームを考えるときは、価格比較は凄く大切です。
ですが、そこに「間取り変更があるかどうか」を最初に判断することがとても重要です。
価格帯によって、金額交渉の仕方が大きくことなります。
価格を下げる方法を記載してますので、是非参考にしてくださいね
行動するか、しないかで10万円。価格帯によっては、100万円ほど変わりますよ。
■間取り変更がないリフォーム(例:設備の交換・表層リフォーム)
比較的シンプルな工事が多く、今ではYouTubeやSNSでもたくさん情報が得られます。
商品を自分で選んで、一括見積もりサイトを活用することで、コスト重視で進めるのも有効な選択肢の一つです。
(もちろん、プロに相談しながら進める方法もあります。)
■間取り変更のあるリフォーム(例:リノベーション・古民家再生)
この場合、リフォームの難易度が大きく上がります。
設計力・施工力・現場管理力が問われるため、担当者の力量によって完成度が大きく左右されます。
「大手企業だから安心」というわけでは決してありません。
最も大事なのは、「誰が担当してくれるか」です。
間取り変更を伴うリフォームを検討している方は、信頼できる担当者としっかり相談を重ねながら、慎重に進めてくださいね。