このブログも書き始めて5年が経ちました。
振り返ってみると、本当にあっという間ですね。最近は更新の間隔も不定期になっていますが、ありがたいことに読んでくださる方がいて、感想をいただけるとやはり嬉しく思います。
長く続けていると、どうしても過去の記事の内容が古くなってしまいます。
そこで今後は、新しい情報や私自身の経験を踏まえながら、既存記事のリライトにも力を入れていこうと思っています。
さて、今回取り上げるテーマは
「ミラタップ グラッド45」です。
いつの間にか、サンワカンパニーという名前から、ミラタップという名前に変わってました。
私がこの業界に入った時は、そこまで大きな会社ではありませんでしたが、今では大企業ですね。凄いです。
本日はそんな、ミラタップ、グラッド45について解説していきます。
ミラタップ・グラッド45の特徴
グラッド45は、ミラタップ(旧:サンワカンパニー)が展開するステンレスキッチンの中でも、特に人気のあるモデルです。
その大きな魅力は「シンプルで洗練されたデザイン」。無駄のないフォルムは、空間を一気にモダンに見せる力があります。
リーズナブルなオールステンレス=グラッド45ですね。これは、業界内でも共通認識があるほど、知名度の高いキッチンです。
ただし、見た目のインパクトが強い分、実際に暮らしの中で使い続けると「掃除のしやすさ」「収納力」「細かなキズ」など、機能面の課題を感じる方も少なくありません。
「半年で少し飽きてしまった」という口コミもあるほどで、やはり“デザインだけで選ぶリスク”は押さえておく必要があります。
■ミラタップは使いにくい・・・?
もう一つ大きな特徴は、リフォーム会社泣かせのキッチンであるという点です。
今は、少なくなってきましたが、ミラタップを採用できないリフォーム会社はあります。
理由はシンプルで、【利益が取れない】【設置が難しい】の二つ。
「サンワカンパニー採用品は別途費用が掛かります」
「他の項目で利益を上乗せします」
最近は少なくなってきてますけどね、
ただ、他の項目で利益は取ってると思います。でなければ、大きい会社などは、赤字になるので・・・。(笑)
もちろん例外もあり、サンワカンパニーの商品を多数扱っている会社では、仕入れ値を下げてもらえており、
その分しっかり利益を確保できます。利益を確保できるということは、
逆に丁寧に施工できるということ。つまり「安心して任せられる会社」と「そうでない会社」がはっきり分かれるキッチンなのです。
だからこそ、グラッド45を検討するなら、相見積もりをしながら「得意としている会社かどうか」を見極める必要があります。
■グラッド45の評価(5点満点)※後悔しないように
 
さて、それでは、評価をしていきます。
グラッド45に関しては、デザインという特徴がはっきりしているので、比較が難しいのですが、
一応、大手メーカーの中級グレードと比較しますね。
■清掃性:★★☆☆☆(2点)
清掃性は、そこまで高くないです。※ステンレスなので仕方ないです。
例えば、朝、キッチンに立ったとき、ステンレスの天板に昨日の水滴跡や子どもが触った指紋が光に反射して浮き出ている。残念ながらそんな場面はよくあります。拭き取ればいいんですけどね。でも放置すると水垢が白く残ってしまい、かえって汚れが目立つのがステンレスの特徴です。日常的に布巾でサッと拭く習慣がある方には快適ですが、「つい後回しにしがち」という方には、思っていた以上にストレスになるかもしれません。
■使い勝手:★★☆☆☆(2点)
グラッド45はシンプルを追求したキッチンになるので大手メーカーのように、包丁差しや調味料ポケットなど“痒いところに手が届く”機能が標準では備わっていません。デザインは魅力ではあるのですが、日常のちょっとした動作で「ここに収納があれば」「もう少し傷がいかなければ」「もう少し・・・もう少し・・・」と思う瞬間が積み重なると、物足りなさを感じることがあります。
■収納力:★☆☆☆☆(1点)
収納力はありません。(笑)収納内部の小分け・使い勝手にそこまで重きをおいていません。
それでいいんです。デザイン性を優先している分、引き出しの奥行きや仕切りの工夫は控えめです。大容量収納を求める方にとっては、ストレスがたまりやすいポイント。収納力を優先するなら、他メーカーを検討した方が安心かもしれません。
ただ、自分で小分けしたい。と考えている人には逆にシンプルな作りなので、良いと思います。
■デザイン性:★★★★★(5点)
ここまで、かなりの酷評でしたね。ですがデザイン性はかなり高いです。
カフェやレストランのような空間にしたい。他にも、インダストリアルやモダンなインテリアと組み合わせると、驚くほど空間全体の印象が引き締まります。
来客があったときに「このキッチン、どこの?」と聞かれる確率は高いでしょう。住宅業界の人からも、「グラッドやん!!いいな~」と言われると思います。私は、言います!
日常にちょっとした高揚感を与えてくれるデザイン性は、やはり大きな魅力です。
■コストパフォーマンス:★★★★☆(4点)
オールステンレス・・・と考えると、コストパフォーマンスはかなり高いです。
ただ、注意も必要です。本体価格だけを見ると「意外と安い」と感じる方も多いはず。しかし、いざ設置となると話は別。施工が難しく、追加費用がかさんで「結局、大手メーカーと変わらない…」というケースも珍しくありません。逆に、グラッド45に慣れた業者に出会えれば、コストを抑えながら高品質に仕上げてもらえる可能性があります。つまり、この商品のコスパは“誰に頼むか”で大きく変わるのです。
■総合評価:★★★☆☆(3.3点)
グラッド45は、暮らしを「かっこよく」彩る力を持つキッチンです。
ただし、それは同時に「掃除のひと手間」「収納の物足りなさ」「業者選びの難しさ」と表裏一体。
デザインに心を奪われて購入した後、「あ、そうそう、こういう部分が気になるんだよな」と生活の中で実感する人が多いのも事実です。
つまり、グラッド45は“デザイン重視派”にこそ刺さる商品。
けれども、実用面を強く求める方や「なるべく手間なく快適に過ごしたい」方には、慎重な検討が必要ですよ。
■最後に・・・
リフォームを検討されている方へ、私自身が改めてお伝えしたいことがあります。
リフォームを考えるときは、価格比較は凄く大切です。
ですが、そこに「間取り変更があるかどうか」を最初に判断することがとても重要です。
価格帯によって、金額交渉の仕方が大きくことなります。
価格を下げる方法を記載してますので、是非参考にしてくださいね
行動するか、しないかで10万円。価格帯によっては、100万円ほど変わりますよ。
■間取り変更がないリフォーム(例:設備の交換・表層リフォーム)
比較的シンプルな工事が多く、今ではYouTubeやSNSでもたくさん情報が得られます。
商品を自分で選んで、一括見積もりサイトを活用することで、コスト重視で進めるのも有効な選択肢の一つです。
(もちろん、プロに相談しながら進める方法もあります。)
■間取り変更のあるリフォーム(例:リノベーション・古民家再生)
この場合、リフォームの難易度が大きく上がります。
設計力・施工力・現場管理力が問われるため、担当者の力量によって完成度が大きく左右されます。
「大手企業だから安心」というわけでは決してありません。
最も大事なのは、「誰が担当してくれるか」です。
間取り変更を伴うリフォームを検討している方は、信頼できる担当者としっかり相談を重ねながら、慎重に進めてくださいね。



 
	        	        		 
	        	        		 
	        	        		 
	        	        		 
	        	        		 
	        	        		 
	        	        		