リクシルキッチンで後悔しないために|選ぶ前に知るべきポイント総まとめ

こんにちは、学長です。

このブログも書き始めてから数年が経ちました。
その間に、キッチンを取り巻く環境や製品ラインナップも少しずつ変化しています。

多くの要望がありましたので、今後は、最新の情報に合わせて、過去の記事のリライトも進めていきたいと思っています。

さて、そんな中で本日取り上げるテーマは
「リクシルキッチン 後悔ポイントと最新事情」です。

リクシルのキッチンも、年々小さな改良を重ねています。
劇的に性能が変わったわけではありませんが、私なりに感じた注意点や、選ぶ際に気をつけたいポイントも踏まえて、改めて情報を整理していきます。

参考までに、以前書いた同テーマの記事も下記に貼っておきますので、興味のある方はぜひご覧ください。

リクシルキッチンは後悔する?性能を解説


出典:LIXIL | キッチン | リシェル

リクシルのキッチンは、「バランス型の性能」が特徴です。
何となく、知ってるという声は聞こえてきそうですが、

残念ながら、目立った弱点はない・・・
ただ、これも間違えてはいけないのが、普通にオシャレであり、使い勝手は良いです。

高級グレード:リシェル
中級グレード:ノクト
下級グレード:シエラ

グレード別にみても十分な性能があります。

【ワークトップ(天板)】
標準仕様で人造大理石(グループによる)やステンレスが選べます。
ですが、LIXILといえば、セラミック天板です。今では、他の会社も出すようになりましたが、
オシャレではあります。

【シンク】
リクシル独自の「ひろびろラクリーンシンク」などがあり、作業スペースの広さや汚れにくさを重視しています。
水ハネ音も比較的抑えられており、使いやすい作りです。

【収納】
「らくパッと収納」という独自機構で、引き出しの開閉もスムーズ。
収納力は非常に高く、低グレードで選べるアシストポケットもかなり優秀
※これは、凄く良いです。

【レンジフード】
普通です。
上位機種だと「自動洗浄機能付きレンジフード」は選べますが
レンジフードを求めるなら、Panasonicの方が優秀です。

【食洗機】
うーん。そもそも自社製品ではないので、こちらもやはりPanasonicが優秀です。
上位グレードであれば、ミーレなど、海外製の商品お入れることは可能です。

「不満が出るほどではないが、尖った高機能を求める人には物足りないかも」というバランスですね。
THE安定キッチンメーカーみたいな感じです。

リクシルキッチンは後悔する?学長の評価は?

さて、ここでは、私の個人的な評価を書いて

リクシルのキッチンは【中級グレード】に位置します。
今回は、同じく人気の他メーカー(TOTO・クリナップ・パナソニック)との比較を前提に考えていきます。
各項目は【5点満点(最低1点)】で評価しています。

■清掃性:★★★☆☆(3点)
→ シンクやレンジフードの清掃性は標準的。ただ、普通です。目新しい特徴はありません。

■使い勝手:★★★★☆(4点)
→ シンクの広さ・セラミックなど、日常使いでは十分に満足できるレベル。

■収納力:★★★★★(5点)
→LIXIL=収納です。らくパッと収納・アシストポケットは本当に使いやすい。

■デザイン性:★★★☆☆(3点)
→ シンプルで万人受けするデザイン。高級感を求める場合は物足りなさを感じます。

■コストパフォーマンス:★★★★☆(4点)
→ 中価格帯で性能バランスが良く、価格に対する満足度は高めです。

■総合評価:★★★★☆(4点)
→ 大きな弱点はないものの、突出した強みも少ない「平均より少し上」の安心感があるキッチンです。

まとめると・・・
リクシルのキッチンは「突出した尖りはないものの、総合力で安心できるキッチン」という印象。

特に、収納力に対する考え方は本当に素晴らしく、
「調理道具や食器をスムーズに取り出したい」というご家庭には非常におすすめできます。

一方で、デザイン面や細かな高級感にこだわりたい方には、
TOTOの「クラッソ」や、パナソニックの「Lクラス」を検討してもよいかもしれません。

また、清掃性についても「可もなく不可もなく」というレベルなので、
お手入れのしやすさを最重視したい場合は、
パナソニックの「ほっとクリーンフード」など、機能特化型の商品も比較対象にするといいでしょう。

価格帯を考えたとき、
リクシルのキッチンは「コストパフォーマンス重視」「失敗したくない」「機能に過度なこだわりはない」という方にはぴったりだと思います。

一方で、
「せっかくリフォームするならデザインも妥協したくない」
「多少高くても、機能面をトコトンこだわりたい」
という方には、もうワンランク上のグレード選定や、他メーカー検討もアリだと思います。

以上になります。

最後に・・・

リフォームを検討されている方へ、私自身が改めてお伝えしたいことがあります。

リフォームを考えるときは、価格比較は凄く大切です。
ですが、そこに「間取り変更があるかどうか」を最初に判断することがとても重要です。
価格帯によって、金額交渉の仕方が大きくことなります。

価格を下げる方法を記載してますので、是非参考にしてくださいね
行動するか、しないかで10万円。価格帯によっては、100万円ほど変わりますよ。

間取り変更がないリフォーム(例:設備の交換・表層リフォーム)
比較的シンプルな工事が多く、今ではYouTubeやSNSでもたくさん情報が得られます。
商品を自分で選んで、一括見積もりサイトを活用することで、コスト重視で進めるのも有効な選択肢の一つです。
(もちろん、プロに相談しながら進める方法もあります。)

間取り変更のあるリフォーム(例:リノベーション・古民家再生)

この場合、リフォームの難易度が大きく上がります。
設計力・施工力・現場管理力が問われるため、担当者の力量によって完成度が大きく左右されます。

「大手企業だから安心」というわけでは決してありません。
最も大事なのは、「誰が担当してくれるか」です。

間取り変更を伴うリフォームを検討している方は、信頼できる担当者としっかり相談を重ねながら、慎重に進めてくださいね。